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Qiagen DNeasy Tissue Kit を用いた DNA 抽出 -Part2-

吉澤和徳(北大・農・昆虫体系)

2005.3.3

用途:シーケンス解析


○試薬


○プロトコル

  1. サンプル一個体を「解剖せずに」 1.5 ml チューブに入れ,180 ul の ATL buffer を加える.
  2. 20 ul の Proteinase K を加え,voltex した後,55C で二晩培養する.培養中,数度 voltex する(最低,培養開始1時間後,3時間後,翌朝:ローターで回し続ければベスト).
  3. 200 ul の AL buffer を加えて 10 秒間 voltex した後,70C で 10 分間培養する.
  4. 210 ul の 99.5 % EtOH を加え,30 秒間 voltex する.
  5. QIAamp spin column を添付の 2 ml collection tube に立て,溶液を移す.この際,1.5 ml チューブにサンプルの外骨格を残しておき,証拠標本としてプレパラートを作成する
  6. 6の 2 ml collection tube を 8000rpm で 1 分間遠心する.
  7. collection tube を交換し,spin column に 500 ul の AW 1 buffer を加え,8000 rpm で 1 分遠心.
  8. collection tube を交換し,spin column に 500 ul の AW 2 buffer を加え,15000 rpm で 3 分遠心.
  9. spin column を 1.5 ml チューブに立て, AE buffer を 30 - 100 ul 加え,8000rpm で 1 分間遠心し,DNA を溶出する.

○ぽいんと


Ref.

DNeasy Tissue Kit manual (Qiagen)
Cruickshank et al. (2001) Mol. Phyl. Evol.

ここに書かれた方法を初めて用いたのは,以下の論文です.
Johnson, K.P., Yoshizawa, K. & Smith, V.S. 2004. Multiple origins of parasitism in lice. Proceedings of the Royal Society of London (B) 271 (1550): 1771-1776.



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